よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

GUNDAM 来たるべき未来のために

有休を取って上野の森美術館で開催中のガンダム展へ。有休を取ってまで行きたいわけではないのだけど、休みたかったので(笑)。
ガンダムそのものというよりは、ガンダムをテーマとした現代美術展といった感じ。1分の1コアファイターも展示されていたのだけど、ファーストにはあまり詳しくないのでそれにはあまり感動しなかった。動くわけじゃないし(そんな高度なことを期待してはいけません)。
音声ガイドが面白いという情報を事前に入手していたので、音声ガイドも借りる。キュレーターの人が解説し、古谷徹さんが感想を述べたりしているのだけど、古谷さんは当然途中でアムロの台詞も挟んでくるし、1階の最後の展示ではアイキャッチも入るし、池田さんも出てくるし、前情報どおり面白かった。
爆発の瞬間やピキピキーン(ニュータイプ同士が感応する時の音)をオブジェにしたものも面白かったし、ジオン兵の死体の山の中心に座るマチルダさんとか、巨大セイラさん像もかなりインパクトがあったのだけど*1、一番面白かったのは横山豊蘭という書家の作品。布に墨を流した黒い雨とか、朱を飛ばした赤い雨(ここで音声ガイドにシャアが)とか、銃や斧の形をしたガンダム筆(伝統工芸の筆職人が作成)とか、ア・バオア・クーの形になるように漢字がたくさん書いてある作品とか、変体仮名で最終回(多分)のアムロとララアの会話(「時が見える」とか)が書いてある巻物*2とか。
ニュータイプ診断もあったけれど、これは休日のみだそうで。しかしアレを大勢の前でやるのはかなり羞恥プレイっぽいな。
グッズ売場では思わずトートバッグを購入。表は黒で隅にドムの目がワンポイントで入ってて、裏地がドムカラーのストライプ。一見ガンダムものって分からないし、トートバッグの新しいのも欲しかったし、その日何故か荷物がたくさんで袋が欲しかったし。
最後、外からも見えるところに富野作品が。ここだけ写真撮影可だったので撮ってみました。真っ白いザクの群れ。真ん中のテーブルにガンダムが小さく一体。
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*1:「それでも男ですか軟弱者!」とか言うところが怖い、というイメージを極端に表現したものらしいけど、女の私にはセイラさんは全く怖いイメージがないので意外だった。子供の頃はかっこいい女の人だと思ってたし、今になって見てみるとかっこいいと言うには中途半端だし。男はアレで怖いと言うのか……軟弱者め(笑)。

*2:どうでもいいけど、変体仮名が読めなくなってて悔しかった。大学時代、源氏物語とか変体仮名で読んだはずなのに! 教職免許のために取った書道では自分で書いたのに! 卒業以来そんなものから遠ざかってたから読めなくて当然なのか…。