よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

9か月ぶりにライブに行きました

こんなご時世なので当然、定員の50%収容(市松模様の配席)、客はマスク着用・着席・声を出さない。ライブの内容もアコースティック。

この半年の間に、楽しみにしてチケットを取っていたライブが2つあったのに、1つは来年に延期、1つは中止。配信ライブはいろいろやってるけれど、集中して見られる環境にないので見られず。配信ライブ、結構な値段するんですよね。お布施と思って払えるほど金持ちじゃないし、タイムシフトにも期限あるし。配信ライブは子持ちには厳しい。

というわけで、この日時なら行けると分かった瞬間にチケット申し込んですんなり当たって行ってきたんですが。

物足りない……。

もちろん、良いところもたくさんありました。楽器の音がしっかり聞こえたり、アレンジが斬新だったり、滅多に聞けない曲が聞けたり、席が前の方だったので演奏する姿を近くでじっくり見れたり。前後左右の席は空席だから隣の人にぶつかったり、前の人の頭が邪魔で見えないってこともない。快適。

でも、激しい曲をアコースティック用にアレンジした曲なんて聞くと、じっくり落ち着いて聞いていられない。
MCで客席がシーンとしてるのが居たたまれない。
拍手しても、人数が少ないからか、割れるような拍手には程遠い。

このライブがアコースティックだから、ではない。
アコースティックだって、通常ならば、滅多にやらない曲が始まればざわつくし、MCに笑い声が起こるし、曲が終われば拍手だけじゃなく歓声も上がる。
なんだか、全体的に静かすぎて落ち着かなかった。

そしてやっぱりアコースティックよりも、いつもの激しいライブがいいな。
こんな限られた人数じゃなくて、もっとたくさんの人の熱気が欲しい。
少しくらい隣の人とぶつかってもいいから、踊りたい暴れたい。
煽られたら大声で応えたい。
変なこと言ったらフフフじゃなくてウヒャヒャヒャと大口開けて笑いたい。
音を聞いてステージを見て、感じたものを拍手でしか伝えられないなんて。

私にとってライブは、音楽を聞きに行くだけのものじゃないんだな、と改めて思った。