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現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

ホタルノヒカリ

ホタルノヒカリ (1) (講談社コミックスKiss)

ホタルノヒカリ (1) (講談社コミックスKiss)

というわけで「干物女」発祥の(?)ひうら漫画です。
面白いです。久々の恋愛に戸惑う蛍やら、マコトの見栄っ張りぶりやら勘違いぶりやら、うまい台詞でおいしいとこをかっさらっている高野部長やら。蛍が微妙にオタクなのも楽しい。でもあれはただの漫画好きさんかも。
高野部長がめっちゃ良い味出してます。蛍が干物なら部長は煮干。いいダシ出てます。マコトはぴちぴちの鮮魚か。個人的には煮干が好きです。鮮魚もおいしいけど、煮干もうまい。酒のつまみには刺身よりも煮干アーモンドよね……(何の話だ)。
ひうら漫画は好きだけど、共感することは少ないのです。大抵は、すごいなこんなに頑張って、私は真似しないけど見てると元気になるなあ、か、こういうのいいなあ憧れるなあ、かのどちらか。でも今回はちょっと共感。もし私が今恋愛なぞしたら、きっと蛍と同じような行動をとるだろうなあと。私も干物女か(ちなみに干物女度チェックでは要注意と干物女の境目くらい)。
なんだかネットを巡っていると干物女だなんて酷い、とかいう意見も目にしますが、言うならこれを読んでからにしろ、と言いたい。というか何に関しても原典を読まずに批判するのはおかしいと思う。そういうわけで私はまだ読んでない「負け犬」との比較は止めておきます。
腐女子的にはベタだけど部長×マコトってのもありかなー(やめなさい)。あ。今気づいた。この漫画、レギュラー登場人物の男性がこの二人だけだ。

ところで、いろいろ屁理屈をこねてみようと思ったんですが(干物女という言葉は「若い女性は恋愛をするのが当然だ」という前提があって成り立っていて、その前提は世間一般に信じられているけれど、実際は違うんじゃないのか、とか、男の場合はどうなのかとか)、挫折しました。読書量が足りないなあ。