よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

横浜トリエンナーレ

職場の創立記念日で休日。というわけで土日は混んでいそうな横浜トリエンナーレに出かけました。
いやしかし寒かった……
会場が海に隣接した倉庫なので、ある程度は寒さを予想して防寒していったけれど、それでも寒い。予想以上に空いていたから人の熱気もないし。風邪引かなかったのが不思議なくらいだ。これから行く方は充分に寒さ対策をしていくと良いと思います。
中身は、前回(2001年)の方が面白かったけどこれもまた良し、という感じ。これはどういう作家のどういう作品で何をテーマにしているといった説明がほとんどないし(作家自身の意思で説明がないものもあるけれど)、触って良いのかダメなのかも分かり辛い。あまりに分からないので500円出して音声ガイドを借りてしまった。これのおかげで随分助かりました。が、あちこちにいるスタッフの人(ボランティアかな)が積極的に声をかけてくれればなあ、とも思った。スタッフの中には声をかけてくれる人もいたけれど、これが徹底されてればもっと楽しめると思うのです。ただでさえ現代美術は分かり辛いのだし。
面白かったのは、NHK新日曜美術館でも大きく取り上げられてた百均絵画。壁に8種類くらいのメニューが貼ってあって、穴に100円入れて注文すると、1分後くらいに下の隙間から絵が出てくる(中で人が描いている)というもの。1人1回まで、と書いてあったけれど、空いている時は1回と限らないらしい。私も時間をおいて2回やってみました。「クマドリ絵画」と「これでも絵画か」。「クマドリ絵画」はどうにも説明しがたいので省略。「これでも絵画か」で出てきたのは子供が描いたみたいなメロンの絵。しかもそこにメロンの匂いが付いてる! 思わず笑ってしまいました。百均絵画のブースで客の呼び込みをしている女性の呼び込みの仕方も面白かった。私が行った時は「ブルーライトヨコハマ」の替え歌歌ってた。
あとは、高嶺格という人のインスタレーション(飽きない。いつまでも見ていたい)とか、タイのソイプロジェクトの中のおっぱいクッションとか(すごい気持ちいい)が印象に残った。結局全部見るのに4時間くらいかかった。でももしこのあと用事がなければ、あと1時間くらい気に入ったものをもう一度見たかったな。
しかし、パフォーマンスなんかは土日中心にやっているらしく(観客が少ないとできないだろうが)、混雑とか考えずに土日に行った方が楽しそうな気がした。平日でこの程度なら、土日もアホみたいには混んでないだろうし。
そういえば、当初マリンタワーにピンクのロープを髪の毛のように垂らす、という作品を考えていたアーティストがいたそうで、実際風の影響とかも実験したりしたらしいのだけど、最終的には安全性が確保できず諦めた、という、その計画と準備の様子が会場外(山下公園レストハウス)に展示されてました。これ、実際やってたら面白かっただろうなあ。前回の、インターコンチに巨大バッタ、よりもインパクトあるし。残念だ。
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写真はトリエンナーレ会場から撮ったみなとみらいの夕景。