よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

愛の言霊 in 渋谷Q-AXシネマ

主演俳優のファンである友人に誘われて、初日舞台挨拶付きで見て来てしまいました。ライブのあとに(笑)。
正直なところ、ちょっと物足りない、というのが感想。原作を読んでないので、元からこういう話なのか、映画だけなのか、分からないのですが。
BLだけど女の子もちゃんと描かれてて、BL映画というよりは、BL要素もある青春映画、という感じ。でもそのためにどっちも中途半端になっている気がした。多分これは私の好みの問題なんだろうけど、青春モノなら脇役にももっとエピソードを盛り込むべきだし、いちゃいちゃするなら18禁にするくらいのシーンを入れるべきだと思う。
あと、ツッコミ入れたくなるシーンが多かったのも、いまいち物語に入り込めない要因だったと思う。以下列挙。

  • 学生なのに、言葉の端にすら親が出てこないのは不自然すぎる(BLにはよくある話だが)。
  • 学生の分際でその部屋ってどこのバブル。
  • 久々に再会した同級生にいきなり香水プレゼントってどうなのよ?
  • 煙草吸いすぎ。つか寝タバコはやめろ!
  • あそこまで男2人で一緒にいて、冗談でも「あいつらホモじゃねえの」って言われないのは逆におかしい気がする。

まあ、簡単に言えば私の好みからは外れる映画だった、ということです。

ところで舞台挨拶。
舞台挨拶というもの自体、私は初めて体験したのですが(上映後に急遽監督挨拶というのはあったな)、特別マスコミがいるわけでもなく俳優と監督が出てきてちょっと裏話とかして、という穏やかなものでした。私が見た回は上映前に舞台挨拶だったので、内容もネタバレしない程度であまり突っ込んだ話もなく。やっぱりこれも少し物足りなかった。ただヤスカくんがやたらめったら可愛くて(映画の中より実物の方がずっと!)楽しかった。
しかし舞台挨拶が終わった瞬間、前から3列くらいがざざっといなくなったのには呆れた。出待ちするらしい。そりゃ映画そのものは既に見てるんだろうけどさあ! 失礼過ぎるよあんたら。友人が「滅びればいいのに」と呟いていた。……ほんとにな。