よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

文学フリマ

長嶋有もといブルボン小林の同人誌「スポンジスター」がめちゃくちゃ魅力的で(目次→http://www.bonkoba.jp/star/index.html#guest)、これは買いに行かないと! と出かけてみました。行列とか売り切れとか覚悟してたのに、開場後1時間経ってから着いたら、ものすごくあっさり買えて逆にびっくりした。
文学フリマはその成り立ちに思うところがあって(私が笙野頼子のファンだから)今まで行ってなかったんですが、まあ今は(というか既に2回目から)主催者が違うし、欲しい本もあるし、と行ってみたら、他の創作小説オンリー即売会と同じようなものでした。規模も売られているものも。多少評論が多いのと、大学文芸部やプロの作家の参加が他より多いのが、違いといえば違いかな、という程度。そんなもんか、とちょっと意地悪く思ってみたりした(創始者に対して)。
で、「スポンジスター」。とりあえずブルボン小林カラスヤサトシの対談「我々はデーモン小暮を求め訴えたり」を読んだのですが、面白すぎでした。2人とも聖飢魔IIがものすごく好きだったんだなあというのがよく分かった。好きなんだけど、好きと公言するのは恥ずかしい、という気持ちもよく分かった(私のXに対しての感情によく似てる(笑))。Xファンとしては、注にあった、X好きな友人のことを書いたという長嶋有の未発表作品がすごく読みたいです。発表して欲しい。