よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

与論島1日目

6時起床7時出発8時羽田待ち合わせ。のつもりが少し遅れて友人を待たせました。すまん友人。でも飛行機の出発時刻には充分余裕があったので無事に9時5分発のJAL那覇へ。普段飛行機乗らないので、自動チェックイン機で窓側通路側2階席などが選べることにちょっと驚く。窓側の席は埋まっていたけれど、2階席通路側が空いていたので2階席を予約。初めての2階席は、ジャンボジェットなのに小型飛行機に乗っているような不思議な感覚でした。着陸前、飛行機から真下を撮った映像が大画面に映るんですが、那覇空港の手前は海なので、飛行機の影がくっきりと海に映っててかっこよかった。着陸5分〜10分前くらいから映し出されて、滑走路に入る直前に、真下から前方を写すカメラに切り替わる。滑走路って本当にまっすぐなんだ! と当然のことに感動。離陸時も同様で、離陸体勢に入ると前方が映し出され、浮かんでからしばらくすると下方が映し出された。
那覇で乗り継ぎ。飛行機の乗り継ぎは初めてです。羽田で預けた荷物はそのまま乗り継ぎ機に積み込んでくれるし、金属探知も済んでるし、那覇でするのはチェックインだけ。乗り継ぎって大変なイメージがあったけれど、ずいぶん簡単なんだな(海外はどうか知らないけど)。少し時間があったのでブルーシールアイスクリームも食べました。沖縄に来たらこれを食べなければ! 紫いものソフトクリーム、おいしかった。
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乗継機の琉球エアコミューター。小さいとは聞いていたけれどこれほどとは! 39人乗りのプロペラ機です。観光バスより小さいかも。黄色と青のカラーリングも、尾翼のシーサーの絵も可愛い。搭乗口の横には郵便マーク(〒)が付いていて、離島にはこれで郵便が運ばれるんだ、と知ってるようで知らない知識を得る。
羽の後ろの席だったので、離陸する瞬間を見ようと、羽の下に伸びている小さなタイヤを凝視。タイヤが地面から離れる瞬間をしっかり見ました。その後タイヤが羽の下に格納される様子もロボットみたいでカクカクしてて可愛い。着陸前にタイヤが出る時も可愛かった。
天気がすごく良かったので窓からの景色も素晴らしかった。ほぼ海だったけど海そのものがすごく綺麗。それから時々島が見える。無人島から大きな有人の島までいろいろと。上から見ると、この辺りはみんな赤土の島だということがとてもよく分かる。島の周りの浅い海は格別に綺麗で、飛行機の中から何枚も写真を撮ってしまいました。
30分もしないうちに与論に到着。揺れもなく非常に快適なフライトでした。そして着いた与論空港は、これまた小さい。地元の駅より小さい。こんな空港があったんだ……。羽田で預けた荷物を無事引き取り、早速送迎バスに乗ってホテルへ。5分ほどで到着。
今回の宿はプリシアリゾート。ホテルが選べるようなツアーではないので、問答無用でここなんですが、かなり良いホテルでした。部屋はコテージ風(2階建の建物に各階2部屋ずつで4部屋のコテージが敷地内にたくさん並んでいる)でリゾート感満載だし、広いし、マリンメニューも充実してるし、朝食おいしいし、スタッフの人の対応もなかなかだし。
チェックイン後、部屋へ行くより先にフロント隣のマリンメニューの受付カウンターで「百合が浜ツアー」の申込み。2:30集合の掲示を見ていきなり決めました。2日目に行くつもりだったけれど、台風の進路次第では明日どうなるか分からないし。集合時間までは1時間。急いで部屋へ行って着替えたり準備したり日焼け止め塗ったり。早めに部屋を出て売店でパンでも買って昼食にしよう、とか言ってたけど無理でした。昼食抜きでばたばたと集合場所へ。
廃車寸前のようなバス(ドア開けっ放し!)に乗って島を半周。百合が浜へ渡るグラスボートが出る大金久海岸へ。グラスボート初めて乗りました。船の中央の底が透明で、そこから海の中が見える。魚がうようよ泳いでいたり、風紋のような海底の砂が見えたり。とにかくもう海が綺麗で綺麗ですごかった。
百合が浜というのは干潮時のみ姿を現す砂浜で、海岸から少し離れた海の中にあります。が、今日は中潮の上、先日の台風14号で砂浜が削られてしまったそうで、水面から砂浜が顔を覗かせることはなく。浅くて膝上、深くても胸下くらいの浅い海が広がった場所に降りる。おおおお綺麗! 砂が真っ白! 光が水底にゆらゆら模様を描いてるのもすごく綺麗。もう綺麗とすごいしか言葉がなかった。浮き輪に掴まって波に流されていると、空も真っ青で気持ちが良い。ゴーグル(持参した普通の競泳用のやつ)をつけて水中にもぐるとこれまた綺麗。しばらくすると友人が、魚がいる! と。呼ばれた岩場の方へ行ってみると、小さな魚が泳いでました。おおお肉眼で魚見た! すごいすごい!
それと、百合が浜は星砂でも有名だそうで。探したけれど星砂は見つけられず、収穫は太陽砂2粒。太陽砂は星砂みたいなヒトデ型じゃなくて、丸い粒にツンツンと突起のある砂。広義ではこれも星砂だそうで、こっちの方が大きいので見つけやすい。どっちにしろ実体は虫の死骸なんですけど。貝殻も少しあった。だからって、「桜貝見つけたらあげるよ」「じゃあお返しにハンカチあげるね」「次の日起きたら『何これ』って冷たく言うんだよね」とか馬鹿なオタクネタを海で繰り広げなくても良いと思います私たち……。
1時間ほど遊んで再びグラスボートで戻る。戻った海岸も充分綺麗なんだけど、百合が浜を見た後ではどうしても劣って見えてしまいます。一緒に行った人の中にヤドカリを見つけた人がいたので、一緒になって覗き込んでみる。ヤドカリなんて見たの子供の頃以来だ。でかいヤドカリでした。
ホテル帰着後、ほとんどの人が部屋に戻る中、私と友人はホテルのプライベートビーチへ。あと1時間くらいは泳げそうだったから。まず、友人が持ってきたエビマヨ(水の上に浮かべて寝そべることができるやつ、某ピザ屋の景品)に空気を入れようとしたのですが。手動の空気入れでは大変過ぎる! うわーどれだけ時間かかるんだろう、と思っていたら海の家のお兄さんがやってきて、あっちに機械あるんで入れてきてあげますよ、と。ありがたかったけど恥ずかしかった……。
で、一瞬にして空気の入ったエビマヨを持って海へ。ここは少し深かったです。ちょっと行くとすぐ足が立たなくなる。浮き輪やエビマヨで浮きつつ、時々ゴーグルつけて潜りつつしていると、またもや友人が魚発見。行ってみると、百合が浜で見たのよりも大きくて南の島っぽい魚がたくさんいるー! 多分餌付けして寄せてるんだろうけど、普段見られないような魚が目の前にいるのはやっぱりすごい。何回も潜って観察してしまった。
海の家のシャワールームでざっと汚れを落としてから部屋へ。部屋で再びシャワーを浴びて髪や体を洗い、出てからスキンケアだの何だの、とやっていたら、その間に日が沈んでしまいました。この日はほんとに良い天気だったので、海に夕日が沈むところが見れたはずなのに。部屋から海は見えません。ああしまったー! これだけが心残りだ。
だらだらしていたので夕食に行ったのは8時近く。ホテル内のレストランで食べました。ホテルは島の中心部からかなり離れているし、夜は真っ暗で歩けないし、タクシー呼んで外に行くほどじゃないし。でもホテル内のレストランもなかなかでした。レストランというより居酒屋といった感じ。紅いものコロッケとかもずく雑炊とか島魚の刺身とか黒糖焼酎とかオリオンビールとか、島らしい食事を堪能。
部屋に戻ってから、売店で買った海ぶどうをつまみに友人が持参した嫁いびり(西川ファンクラブのみで販売した日本酒)を飲みつつ明日の予定など立てる。朝も早かったし疲れたし、12時頃には就寝。