よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

与論島2日目

8時頃起床。昨日ほどの快晴ではないけれどなかなか良い天気。海にもちゃんと入れそうです。
朝食付きのツアーなのでホテル内レストランで朝食バイキング(昨日夕食を摂ったのとは別の店)。朝からもりもり食う。サラダバーに半透明の太めの春雨のようなものがあって、食べてみたら予想に反してコリコリした食感でびっくりしました。あとで店員さんに聞いてみたら、海水晶という海草から作ったパスタらしい。この店では売っていたけれど、他のところでは見かけなかった。オリジナルなのか?
今日の予定はシュノーケルと体験ダイビングのつもりだったのですが、今日になってから体験ダイビングは前日の予約が必要ということに気付き、急遽予定変更。午後にシュノーケルを予約して、午前中はレンタサイクルで観光に行くことにしました。
島は特に高い山もなく割と平坦に見えるけれど、実際自転車で走ると結構アップダウンがきつい。日頃運動していないので結構息が上がりました。でも潮風に吹かれながらのサイクリングは、暑かったけど気持ちよかった。
最初に向かったのはユンヌ楽園という植物園。到着したところでいきなり雨が。走ってる時でなくて良かった、と思いつつ止むのを待っていると、10分もしないうちに綺麗に晴れ上がった。2日目3日目はずっとそんな天気。でも全く雨に当たらずに済んだのは、日頃の行いが良いからか?(笑)
ユンヌ楽園はまさに楽園でした。南国の花が咲き乱れ、蝶が舞う。空は真っ青で真っ白な飛行機雲がその中を突っ切っていて、さっきのスコールで花や木が濡れて光っていて、静かで。他にお客さんもおらず、充分堪能できました。いろんな種類のハイビスカスとか、巨大な蜘蛛とか、尻尾が真っ青の蜥蜴とか、印象的だった。あとここで飼われているヤギがワイルドだった。よく牧場とか動物園で見る優しそうなヤギじゃなくて、三匹のヤギのがらがらどんって感じ(分からない説明でスミマセン)。
ユンヌ楽園を出て、島の中心部へ。友人が蚊に刺されて痒いというので痒み止めを探しに。しかし、それを探しに入ったはずのスーパーで「しろくま」(九州名物アイス、というかカキ氷?)を見つけ、思わず購入(痒み止めはなく、結局痒みはいつの間にか消えたので痒み止め探しはそれで終わった)。近くの浜で食べました。冷たくておいしかった。
再び自転車を走らせて、「ヨロンの味 たら」というレストランを目指す(食べてばっかりだ)。これはヨロン島ビレッジというホテルのレストランで、事前にネットで鶏飯(けいはん。奄美の郷土料理)がすごく美味しいと知ったので是非行きたいと思っていたところ。サトウキビ畑と牛舎と民家ばかりの中を、この道でいいのかなあと不安になりながら走っていったら、無事着きました。で、念願の鶏飯を食す。
本当に美味しかった! 今回の旅は全体的に食事のレベルは高かったけど、その中でもこれが一番美味しかった。白いご飯が入ったおひつと、蒸して細く裂いた鶏肉や錦糸卵やしいたけの煮たのや薬味なんかが乗ったお皿と(ねぎがハイビスカスの花びらに乗せてあるのが可愛かった)、だし汁の入った鍋と、お茶碗が出てきて、自分で茶碗にご飯をよそって具を乗せてだしをかけて食べるんですが。これがもううまいのなんのって。朝食をかなり食べたので、この時点(1時くらい)ではまだ全然お腹が空いていなかったんですが、するする入っていってしまいました。だし汁にスダチ(多分スダチだと思うけどカボスかも。しかも今、あれはシークワーサーかもという気が少ししている)のスライスが浮いてて、そのせいかすごくさっぱりしてるし、お好みでどうぞと出された柚子胡椒もすごく合うし。ああ、また食べたい。
2時過ぎにホテルへ戻ってまたばたばた支度をし、3時にシュノーケルへ。ホテルでやっているシュノーケルツアー、普段は4200円なんですが、今日は日替わりキャンペーンで半額2100円。昨日の百合が浜ツアーも今日のレンタサイクルも割引クーポンで少し安くなったし、いろいろお得な旅だったな。
ライフジャケットをつけてシュノーケル用ゴーグルとフィンを持って、ボートでシュノーケルポイントへ移動。ポイントへ着いたところでゴーグルとフィンの使い方を教わりました。シュノーケル初体験なのでいろいろ知らないことが沢山。ゴーグルの曇り止めに唾を塗るとか(唾ペッペッて吐いて塗り延ばして海水でゆすぐ)、口にくわえるやつ(名称を忘れた。マスク?)は奥歯で噛んで固定するとか。ゴーグルは鼻まで覆っているっていうのも初めて知った。
で、海中へ。おおおいるいる魚がいる! サンゴも枯れてないし、すごく綺麗。ダイビングと違って浅い海(3、4mくらいと言っていたはず)なので、水面に顔をつければすぐに魚もサンゴも見える。フィンやマスクの使い方は最初戸惑ったけど、潜らないようにしてゆっくり動けば大丈夫、と次第に分かってきました。ライフジャケットつけたままだから絶対沈まないし。しばらくの後、ライフジャケットを外して潜ってみる。おおお楽しい! ホテルの売店で使い捨て水中カメラを買ってきたので、水中の写真も撮りまくりました。イソギンチャクとクマノミっぽいのも見た! しかしライフジャケットを外すと、水面に顔を出してゴーグルのズレを直したりするのがすごく難しい……。下手に足をバタバタさせてしまったりして。魚に迷惑だな。
ボートでホテルへ戻る途中、虹が出ているのを発見。両端のある虹を見たのは久しぶりでした。
そして戻ったら戻ったで、またビーチへ行こうとする馬鹿2人(苦笑)。しかしタイミング悪く雨が降ってきた(シュノーケルポイントから雨雲が見えて、あの雲が来る前に戻りましょうと戻ってきたのでこのタイミングで降るのは当然)。そこで、プールで泳いだり、プールにある小さな滑り台(これが意外と勢い良い)で遊んだり、プール脇のホットタブに長々浸かってみたり、サウナに入ったりしてました。この雨は結構長かったので(20~30分くらい)、ビーチにいた人も帰っていったりする中、遊び続ける我々。
やっと雨も上がり、ビーチへ。また潜って魚を見たり写真に撮ったり。巨大なウミウシも発見しました。最後は波打ち際で石や貝殻拾い。ガラスの欠片が波に洗われて滑らかになったのも綺麗だった。
今日こそは夕焼けを見るぞ、と急いで部屋へ帰って着替えて再びビーチへ。正確にはビーチの上の建物の上へ。空には雲が多かったけれど、遠く霞んで島影が見えたし、雲間に沈む太陽もすごく綺麗だった。沈んだ後も、沈んだ太陽の光が雲に反射して真っ赤だったりピンクだったり紫だったり。東京でもたまにそんな夕焼けの日もあるけれど、高い建物に邪魔されるしもともと空気が汚れてるし、島の夕焼けとは全然違う。暗くなるまでずっと見てました。
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ところでホテルには猫がいまして。多分野良だと思うけれど、我々が見ただけで3匹。フロントからコテージにかけてよく出没する茶トラ。海の家周辺を縄張りにしているらしい三毛。神出鬼没の縞。同じくらいの大きさだったから兄弟かも。夕焼けを見たあとも、三毛と縞が現れたので暫く遊ぶ。で、初めのうちトラ子さんミケ子さんシマ子さんと呼んでいたのですが(確実にメスなのは三毛だけなのに)、シマ子さんがいるのだから、というわけでトラ子さん→祐巳さん、ミケ子さん→由乃さん、に名前変更(笑)。しかもこれが性格がぴったりで。志摩子さんは美人でクール。祐巳さんはとても人懐こい。由乃さんは可愛いふりしてちょっと変わり者。……だからメスとは限らないんだってば。いやでもほんと、猫はいいよにゃー。
夕食は昨日と同じレストランで。朝昼かなり食べたので今日は軽めに、とか言いながら結局かなり食べた気がします。食べながら明日の予定を立てる。天気が良ければダイビング、なんてことも考えていたけれど、海が荒れそうなので海は断念。なら観光だけどどうやって回ろうかとか交通手段はとか、いろいろ考える。何しろ車が運転できないので、こういうところでは交通手段に困るのです。友人は免許なし、私は持ってるけど完全なペーパー(免許を取ってから7年間一度も運転してないゴールドペーパー)。帰りにフロントに寄ってとりあえず陶芸体験を予約。
部屋に戻ってからは荷物の整理。浮き輪やエビマヨから空気を抜くのが結構大変でした。砂をはたくために外に出たら、また志摩子さんと祐巳さんがいて遊んでしまったり。酒のつまみのナッツ小魚をやってみたら、おねだりが凄かった。やっぱり猫って魚が好きなのね……。ちなみに、志摩子さんは小魚しか食べないのに、祐巳さんはナッツだろうとクッキーだろうとなんでも食べてました。雑食猫。
それからポップジャムを見ながら(=西川を愛でながら)嫁いびりやらオリオンビールやらを飲む。全国放送って素敵だな。飲んだり食べたり片付けたり、で、結局寝たのは2時頃だったはず。