日本文学ふいんき語り

日本文学ふいんき語り

友人に借りて読んだのですが、めちゃくちゃ面白かった。3人のゲーム作家が日本近代文学を読んで語り合い、その作品をゲーム化してみよう、という趣旨の本。エキサイトブックスで連載してたのをまとめたもので、今もエキサイトブックスで読めますが（http://media.excite.co.jp/book/game/b_n/index.html）、本にはwebでカットされた部分が追加されてたり、注釈が増えたりしてるのでwebより面白い。
この3人、文学には素人と言ってるけれど、すごく深い読みをするなあと感心した。ワタクシ一応日本文学科卒なので、大学でいろいろ深読みしたりさせられたりしてたのですが。ああああそういうの聞いたことある！　てのもあれば、そういう読みができるのか！　てのもあり。久々に文学論を読んだ気がした（普段全然読まないから）。作品そのものを読み直したくなった。
ゲーム化は、三島っちと山椒魚がステキでした。実際にあったら欲しい！
それにしても文豪面白いなー。私はここで取り上げられているような代表作は読んでいるけれど、それ以外の作品は読んでいないものも多い。読もう。