よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

時をかける少女

テアトル新宿で見てきました。水曜日だからなのか*1、すごい人だった。立見や通路にじかに座って見る人がたくさん。私は開演1時間以上前に行ってチケット買ったので椅子に座れましたが。入場前なんかライブが始まる前みたいな熱気でした。
感想。
ものっっっすごく良かった。
テンポが良くて面白い。なのに、最後20分くらいが切なすぎる。切なすぎてずーっと泣いてました。映画館出てもまだ泣きそうだった。私の頭の奥で常に昼寝してる乙女部分がいきなり起き出してきた感じでした。ああああああせつねええええええええ。本気で千昭に惚れそうでした(痛い30歳)。ジュブナイルってこういうことなんだ。と思った。
変にノスタルジーで作ったりしないで、舞台が2006年であるところも良かった。現役の高校生が見れば違和感を感じる部分はあるかもしれないけれど、結構喋り方とか今風だし*2、少なくとも私や私より年上の人が高校生の時は携帯ないし。
あえて難を言うとすれば、前半は主人公のセリフが少し聞き取りづらい。16歳だし声優初挑戦だしこんなもんかと思ったけど、でも後半になるにつれて劇的に良くなっててすごいなあと。
それと、絵(人物)がちょっと雑な感じがしたのだけど、あれはわざとだと思う。初めのうち気になったけど、だんだん気にならなくなった。寧ろきっちりした絵はこの映画に合わないかも。
唯一つっこみたいのは、絵の修復をしている部屋に部外者が入ってしかも飲食している、てシーン。ありえないって。ダメだって!
原作も読んでないし映画もドラマも全然見た事ないんですが*3、とりあえず原作は読んでみたいと思った。
ちなみに公式サイトで某ライター氏が「腐女子の好物も云々」という感想を寄せていますが、ぜんっぜんそんな妄想の入る余地がなかったです。腐ってない女子部分の方が反応したし。ただ、功介が片耳だけにピアスをしていたような気がするんですが。気のせい?

*1:水曜日はサービスデーで1000円。

*2:この点においてキャラクターとさほど変わらない年齢の人を声優に起用しているのは正しいと思った。

*3:でも「時をかける少女」といえば原田知世主演の映画、というイメージだった。♪とーきーをー、かけるしょおじょー。