よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

カフカ 田舎医者 in シネカノン有楽町

監督のトークショーがあるんだけど一緒に行かない? と友人に誘われ、しかし監督も映画も全然知らなかったので公式サイトを見たら、面白そう。トークショー付きならお得だし、というわけで行ってみました。
トークショーの内容はあまり覚えていないです。山村監督とドイツ文学者の池内紀氏のトークショーで、確かカフカについていろいろ語り合っていた気が。面白かったんですが、私の記憶力がない。
映画は、面白いというか、非常に印象深い作品でした。原作読んでないのですが、原作はかなり難解らしい。でも、それを監督はこう解釈した、という作りではなくて、難解なものをそのまま映像化した、という感じ。そういえばトークショーで「カフカの作品は時間が伸び縮みする」というようなことを言ってたのですが、映像でうまい具合にその伸び縮みが表現されてたなあ。絵も綺麗だったし、声も良かった。金原ひとみの声が可愛い。
カフカ 田舎医者」自体は20分程度の映画で、同時上映作品が他に4作品あったのですが、「年をとった鰐」がすごく面白かった。「頭山」は落語を知っていたのでオチも知っていたけど、映像で見るとまたひと味違って面白かった。
映画のあと同じビル(有楽町イトシア)内の椿屋珈琲店で珈琲と抹茶シフォンを食べたら、めちゃくちゃおいしくて幸せでした。珈琲は勿論、抹茶シフォンもふわふわでちゃんと抹茶の味がしておいしかった!
ちなみにこの日は仕事納めで、昼で仕事終わって乾杯して帰るつもりが職場のおっさんたちに引き止められて4時まで飲んで、酔うと眠くなるので一旦家に帰ってちょっと寝て目覚めたら8時で、うおおおおう待ち合わせ9時なのにー! と慌てて家を出て、まあ映画には間に合ったので良かった良かった、というダメ人間な一日だったのでした。