よむきくたべるあるくみる

現在「そだてる」モードにつき、どれも中途半端。

森美術館&森都市未来研究所

夜に六本木ヒルズに用があったので、午後から半休を取り、森美術館で開催中の「秘すれば花」と「ストーリーテラーズ」を見てきました。
秘すれば花」はアジアの、「ストーリーテラーズ」は欧米の、現代美術作家の作品を集めた展覧会。私は「秘すれば花」に出ている山口晃氏の作品が見たくて行ったのですが、全体的に面白かったです。沢山の作家の作品があってどれも面白かったけれど、特に印象に残ったのは、「鳥」の文字がどんどん崩れて象形文字になって最後は鳥そのものの形になって飛んでいく作品と、靴を脱いで部屋に入ると天井に机やベッドがあって、天井から部屋を見下ろしている感覚を味わえる作品と(ちなみに部屋の中にカメラが付いていて、部屋の外で上下を逆転させた(つまり机やベッドが下にあって人が天井に座っていたり歩いていたりする)映像を見ることができる)、めちゃくちゃ小さな虫と人(?)の人形を虫眼鏡で観察する作品と、ホラーのようなサスペンスのような内容がメビウスの輪のようにエンドレスで続く映像作品と、ただ空港の出口から出てくる人を撮っただけの映像にドラマティックな音楽をつけてスローモーションで流すことで意味深な映像にしてしまう映像作品と、……それくらいかな。
目的の山口晃氏の作品は折りたたみ式茶室でした。私が見たかったのは古今混在の細かな鳥瞰図の作品だったけれど、それは1つだけしか出品されてなくてちょっと残念。あの細かなのをじーっと見るのが大好きなんだけど。でも折りたたみ式茶室も面白かった。
でも「細かなものを見たい」欲は、森都市未来研究所で満たされました。都市の模型展! 写真を元に作ったらしい、ニューヨークと上海と東京の模型が展示されてました。ああ幸せ。こういうの大好きです。東京を上空から撮影して編集した映像作品も上映されてたけれど、次の予定の時間が迫っていたので1、2分だけ見て退場。この映像、監督が押井守なのですよ!! ゆっくり見たかったなあ。
ちなみにこのチケットで展望台にも入れるのですが、今回はパス。というか、展望台は夜に来ようと思っていたのに、一旦下りてしまうと(美術館は53F、展望台は52F、研究所は50F)チケットが無効になってしまうのだそうで。うう。今日は天気が悪かったからいいか。