百合姫
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2005/07/16
- メディア: 雑誌
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というわけで試しに買って読んでみました。
感想。つまんなーいっ!
とにかくものすごく中途半端。創刊号だからなのかそういう方向を目指しているのかはたまた百合ジャンル自体がそういうものなのか分からないけど、あからさまなエロはなく精神的なものが中心。それならそれで構わないけど、精神的なものを描くんだったら、もっと深いところまで踏み込んで欲しい。表面をなぞっただけとか、思春期の衝動でしかないようなものが多いと思った。この雑誌、全体的に一作品のページ数が少なくて、ストーリーを把握しづらい作品が多いのだけれど、しっかり描き込んだ引き込まれる作品なら、ページ数が少なくても次号が気になるはず。でもそういう作品はほとんどなかった。
百合ジャンル自体、まだしっかり確立されたものではないと思うけど、現状で百合好きを公言する人がこの雑誌を好む点から見れば、どうやら私は百合萌えではないようです。レズを扱った漫画や小説は好きなんだけどなー(特に小説。中山可穂の作品が好き)。
三浦しをんのエッセイが読みたかったので、そのために買ったと思えば……いや、あれだけのために880円は高すぎる。でもそのエッセイを読んだら、なぜ私が百合萌えでないのか分かった気がする。それについてはまた後日。